毎週金曜日午前に胃カメラ検査を行っています。
品川区胃がん検診も対応しております。
胃カメラ
当院では、胃カメラ(上部消化管内視鏡)検査(食道・胃・十二指腸)を行っています。
内視鏡検査は苦しい・つらいイメージを持っている方がまだ多いのですが、現在は機器や手法の進化によって楽に受けていただけるようになっています。当院では内視鏡検査経験豊富な医師がきめ細かく配慮して、丁寧で質の高い検査を短時間に行っています。
日本では2人に1人ががんにかかるとされていて、胃がんは長年がんによる死因で上位を占めてきています。
ただし、胃がんは早期発見をすることで根治も可能ながんになっています。早期には自覚症状がないことも多いため、早期発見が唯一可能な胃内視鏡検査を受けることが有効です。発症リスクの高い年齢になったら定期的な内視鏡検査を受けて、将来の健康やクオリティ・オブ・ライフを守りましょう。
胃がん予防のために定期的に検査を受けましょう
胃カメラでは、食道・胃・十二指腸の粘膜をリアルタイムに直接観察することができます。また、当院では特殊光や画像処理、拡大などの高度な機能を使いこなすことで、微細な病原の発見を容易にしています。内視鏡検査時には、病変組織を採取することができますので、病理検査を行うことで確定診断が可能で、採取した組織を調べることでピロリ菌感染の有無も確認できます。さらに潰瘍などがあって出血している場合には止血処置を行うこともできます。
自覚症状のない早期の胃がん発見が可能な唯一の検査であり、この段階であれば生活やお仕事に支障を及ぼさずに根治も望めます。症状がない段階で定期的に胃内視鏡検査を受けることが早期発見には重要です。当院では、心身への負担を抑え、リラックスした状態で受けていただける鎮静剤を用いた検査も行っていますので、検査に苦手意識がある方でも楽に受けていただけます。
胃カメラを受けるタイミング
特に自覚症状がない場合でも下記の方は、胃カメラ検査を受けることをおすすめします。
- 40歳を過ぎて、これまで胃内視鏡検査を受けたことがない
- ピロリ菌に感染陽性になった親族がいる
- 習慣的に喫煙や飲酒を行っている
当院の胃カメラの特徴
1.楽な経鼻内視鏡を使用
当院では鼻からスコープを挿入する経鼻内視鏡を導入しております。口からの経口検査と違い、経鼻検査では反射的に強い嘔吐感を生じる咽頭反射を抑えることができますので、楽に受けられます。もちろん経口検査も対応可能です。
2.最新の内視鏡システムにより微細な病変も発見可能
レーザー光源を搭載している富士フィルム社の最新内視鏡システム「Lasereo」を導入し、特殊光や画像処理などによって粘膜構造や血管などのわずかな変化を強調した観察を可能にしています。通常光による観察と瞬時に切り替えることができます。拡大も自在にできますので、微細な病変の発見が可能です。特に早期がんの発見に優れていて、適切な治療による生存率の大幅な向上や根治も期待できます。
BLI(BlueLASERImaging)
2種類のレーザー光源が搭載されていて、発光強度を変えることで構造や血管といった目的に合わせた照射を行うことができ、それに高度な画像処理や拡大を組み合わせることで一般的な検査では発見しにくい早期の微細ながんを高精度かつスピーディに発見できます。
LCI(LinkedColorImaging)
赤みのコントラストを強調表示するLCIを搭載することで、炎症の状態や範囲をより正確に見極めることができます。
3.鎮静剤で痛みや苦しさを最小限にする内視鏡検査
鎮静剤を適切に用いることで、検査中は眠っているようなリラックス状態が保たれ、痛みや苦しさのない検査も行っています。検査中は血圧、脈、酸素濃度など全身状態を常にモニターして安全性を高めています。なお、当院では繊細な手法と最新機器により質の高い経鼻検査を行っていますので、鼻腔へ軽い局所麻酔をスプレーするだけで楽に検査を受けられる方も多いため、鎮静剤を用いた検査はご希望される方のみに行っています。
4.徹底した衛生管理による感染予防

当院では、院内と医療機器の衛生管理を徹底的に行っています。使い捨てできるものはディスポーザブル製品を用い、内視鏡検査で用いるスコープをはじめとした器具も、日本消化器内視鏡学会のガイドラインを遵守して洗浄、消毒しています。専用洗浄機を使うなど、完全に洗浄・消毒されたものを患者様ごとに使用していますので、ご安心ください。
胃カメラの流れ
Step1検査前日
午前の検査を受ける場合は、検査前日の夜9時までに夕食をとって、それ以降は検査終了まで絶食です。水や薄いお茶といった糖分がなく透明な水分は摂取可能です。
午後の検査を受ける場合は、特に制限はなく普段通りにお過ごしいただけます。
Step2検査当日 ご来院まで

水や薄いお茶といった糖分がなく透明な水分は摂取可能です。
普段お薬を飲んでいる場合には、糖尿病の薬などは当日の休薬が必要になることがありますので、ご予約の際に服用されている薬についてお伝えいただき、当日の服薬・休薬をお伝えしています。その指示を守って服薬・休薬してください。
午前の検査を受ける場合は、朝食をとらずにご来院ください。
午後の検査を受ける場合は、検査予定時刻の8時間前までに普段の半量程度の朝食をとって、それ以降は絶食です。また、朝食では、肉や魚などのタンパク質や消化の悪いものはとらないようにしてください。
なお、鎮静剤を用いた検査を受けた場合、ご帰宅時の運転は禁止されます。ご来院の際にも、ご自分で車・バイク・自転車の運転されるのはお控えください。
Step3検査
鎮静剤を用いた検査をご希望の場合には、事前準備として点滴を行ってから検査直前に鎮静剤を注入します。
鎮静剤を用いない検査の場合には、事前準備として局所麻酔を行います。
検査の所要時間はほとんどの場合、5分程度です。
Step4検査後

鎮静剤を使った検査の場合、リカバリースペースでお休みいただきます。
鎮静剤を用いた検査では約1時間後、用いない検査では検査直後に検査を行った医師による結果説明があります。検査画像をお見せしながらわかりやすくご説明していますので、ご不明点がありましたらお気軽にご質問ください。
検査費用
3割負担 | |
---|---|
胃カメラ | 約6,000円 |
胃カメラ + 組織採取 | 約9,000円 |
保険適用で3割負担の場合の目安の金額です。